テストネットとは:その仕組みと Sepolia がすべてに取って代わった理由
テストネットとは何か、Ethereum がテストネットを何度も廃止する理由、現在使われているのはどれか、そしてテストネットのトークンが今後も価値を持たない理由を解説します。
最終確認日:2026-09-14
テストネットとは
同じソフトウェアで動き、価値のないトークンを使う、ブロックチェーンの並行コピーです。そこにデプロイしたコントラクトはメインネットと同じように動作するため、開発者はバグが実際のお金の損失につながる前に見つけることができます。トークンがフォーセットで無料配布されているのは、まさに価値を持ってはならないからです。テスト用トークンに価格がついた瞬間、そのテスト環境はテスト環境ではなくなります。
現在のテストネット
| ネットワーク | 状態 | 備考 |
|---|---|---|
| Sepolia | 現役 | アプリケーション開発者向けの標準的な Ethereum テストネット |
| Holešky | 現役 | バリデーター数が多く、ステーキングやインフラのテスト向け |
| Hoodi | 現役 | バリデーターやプロトコルアップグレードのテスト向けの新しいネットワーク |
| Goerli | 廃止 | 2023年に非推奨となり、現在は保守されていない |
| Ropsten、Rinkeby、Kovan | とうに終了 | The Merge 後に停止 |
| Mumbai | 終了 | Polygon Amoy に置き換え |
いまだに Goerli や Mumbai を指しているチュートリアルは情報が古く、そこに書かれている他の内容も同じように疑ってかかるべきです。
廃止が繰り返される理由
理由は2つあります。1つは状態の肥大化です。テストネットには何年もかけて不要なデータが蓄積し、やがて同期するのが苦痛になります。もう1つは、Goerli のテスト用 ETH に実際の二次市場価格がついてしまい、存在意義そのものが失われたことです。Sepolia が許可型のバリデーターセットで設計された理由の一部は、その再発を防ぐためです。
レイヤー2のテストネット
各ロールアップは独自のテストネットを運用しています。Arbitrum Sepolia、Base Sepolia、Optimism Sepolia、Linea Sepolia などです。これらは Ethereum Sepolia で決済されるため、資金を用意する確実な方法は、L2 専用のフォーセットを探し回ることではなく、Sepolia ETH を一度入手してブリッジすることです。
理解しておくべき点
テストネットのトークンには価値がなく、今後も価値を持つことはありません。あなたの Sepolia ETH を買う人はいません。支払いを求めるフォーセットは詐欺であり、テストネットトークンを本物のトークンに交換すると持ちかけるサービスも詐欺です。ウォレットの署名を求める「テストネット エアドロップ」は、ドレイナーである可能性が非常に高いと考えてください。
テストネットでの活動に本当に価値があるとすれば、それは参加の記録です。テストネットを意味のある形で利用したアドレスに、本物のトークンを配布したプロトコルもいくつかあります。ただし、それは本物のテストの副産物であって、ファーミングをする理由にはなりません。